【全普通教室にエアコンの導入を】■問(細田)岡山県内トップレベルの教育を目指すという町長の方向性には大いに共感する。
ハード面では、前議会で、学校の教育環境整備の一貫として、全普通教室へのエアコン導入を要望した。
夏季の学習環境の改善は、近年の気温上昇による熱中症の防止や、適正な温度・湿度の管理による学習効率の向上に大きく役立つ。
他自治体の状況や費用等は検討されているか。

●答(教育長)

近年の猛暑の現実があり、学校の環境整備としてのエアコン導入について検討の時期に来ている。
来年度、教室の様々な環境衛生基準を調査し、町全体の予算の中で検討していく。

■問(細田)

岡山県内での小中学校のエアコン導入は、特別支学級を除いて普通教室では20校。全579校の3.5%でまだまだ少ないが、前年の10校から倍増している。
現在、和気町、美咲町、勝央町、奈義町が全校で整備している。
美咲町では昨年度に6560万円をかけ、全8校に設置が完了している。
早島町は2校なのでずっと安く済む。また、小中学校での空調設備に対して、3分の一を補助する文部科学省の補助制度もあると聞く。
エアコンの実質的な試用期間は6~9月で、夏休みを考えれば実質2ヶ月であり、ランニングコストも抑えられると思う。
是非とも来年度からの導入を要望する。

●答(町長)

昨今の猛暑の状況を勘案して、全体をみながら環境整備を進めていく。

■問(細田)

子どもたちの間での人間関係の希薄化が危ぶまれている昨今、学びや集団からの逃避や、それによる子どもの学習意欲や対人関係能力の低下が問題視され、不登校やいじめ、暴力行為等の問題行動の背景ともなっている。
その状況の改善のため、コミュニケーション能力の向上による、好ましい人間関係づくりと学習意欲の向上を一体的に進める授業づくりの研究が全国で進んでいる。
早島町でも、子どもが意欲的、主体的に学べる授業を一体で行う「協同学習」という学び合いの研究が実践されているが、その進捗状況や問題点、改善策について問う。

●答(教育長)

元東京大学の佐藤先生の提唱する「学びの共同体」をはじめとした協同学習は、全国の教育現場で急速な広がりをみせている。
岡山県においても「おかやまっ子の確かな学びを作る10のメッセージ」の冒頭に「学び合う集団は落ち着いた学習習慣から」と明記し、学力向上と生徒指導の両面から、協同学習である「学び合い」を推進している。
これを受け、当町でも一貫教育を進めていく上で「学び合い」について研究実践を進めている。
昨年度、今年度も専門の先生を招き、学び合いについて研修した。教育委員会の公開授業では、岡山大学の先生に指導、講評をお願いしている。
今後も「学び合い」を中心に据えた一貫教育を進めていく。

■問(細田)

先日、小中学校の授業を参観したが、各先生方がITC機器を使いこなし、工夫された大変落ち着いた授業が行われており、日ごろの先生方のご努力には感謝している。
ただ「学び合い」という観点から見ると、小学校に比較して中学校の導入度が低いように思われたが、何か問題があるのか。

●答(教育長)

中学校では、教科担任制等、教科の独自性があり、難しい面がある。

■問(細田)

実際には多くの中学校が、問題を克服して導入している。
一貫教育を掲げている上からも、早期の導入、継続をお願いしたい。

●答(教育長)

早島の子どもを愛し、12年間で人格形成と確かな学力を定着させるという、教員1人1人の思いが大切である。
その上で、「協同学習」の核である「対象となる人、素材との向き合い、子どもが主体的に意見を交換することでの新たな気づきを得る」という取組みを、小中連携の中で取り入れていく。