問 縦割り行政の弊害を克服するために横の連携・調整のできる組織再編を。答 何らかの組織再編は必要と考える。細田 貴道

【縦割り行政の弊害を克服するための組織再編をすべき】

■問(細田) 近年、国や地方において行財政改革が叫ばれながら遅々として進んでいない。高齢化社会の進展は税や社会保障等の負担を伴う現役世代の減少と、医療や福祉で行政サービスを受益する高齢者世代の増加を意味する。
歳入歳出構造の悪化に直面し、今、公的部門に求められているのは、従来の発想やしがらみと決別し、新しい行政運営の手法の確立である。
従来の縦割り組織の弊害を解消し、課と課の横の調整・連携を実現できる「部制」を導入し、各課の意思統一と統括をはかることにより、複雑多岐に渡る行政サービスを、的確に住民に提供できる行政組織の設置が重要と思うがどうか。

●答(町長) 現在の組織が十分に機能しているとは思っていない。全体を見ながら、命令系統がすっきりする組織の簡素化と縦割り組織の解消は必要である。
横の連携は、現段階では、副町長の役目と思ているが、的確な住民サービス提供のためには、時間をかけて組織再編を考えていく。

【通学路の安全確保が急務】

■問(細田) 全国で相次いだ通学途中の児童・生徒の事故を受け、文科省、国交省、警察庁の3庁が、各自治体に通学路の安全点検を指示し、9月20日に、全国の公立小学校など約2万校の安全点検結果を発表した。
約7万の危険箇所のうち、約6万箇所で何らかの対策が必要なことがわかり、3省庁は11月末までに、具体策の検討を各学校に求めている。当町での、安全点検の経緯と結果、対策について問う。

●答(学校教育課長) 小学校では6月22日に、教員と児童で安全確認を行い、中学校の危険箇所を加え、8月3日に、学校、警察、道路管理者、教育委員会による合同点検を9箇所で行った。
例えば、備南台から大池の通学路は、道が狭く交通量も多いので、交差点改良と区画線工事を実施。長津では、学路の看板を上げ、注意喚起をすると共に朝の時間だけ車両進入禁止にできないかを警察、地元自治会で協議をお願いしている。

【社会福祉協議会事務局長には、福祉の専門家をあてるべき】

■問(細田) 早島町社会福祉協議会は、当町の地域福祉向上に大きな役割を果たしており、町からも多額の補助金がでている。実質的に経営をしている事務局長は、できれば福祉行政に精通した専門家であるのが理想であると思うがどうか。

●答(町長) 社会福祉協議会の業務は、理事会の方針の決定、評議会の承認のもとで約50名の職員が携わっており、実務に携わる事務局長の職務は、行政関係機関との連絡、連携も必要であるため、法人運営と組織運営の能力を持った人材が必要と考えている。意見としては伺っておく。

【学習効率向上のために、全普通教室にエアコンの導入を】

■問(細田) 過去の記録を更新するような猛暑の夏がここ数年続いている。平均気温30度以上の日では、岡山も上位にランクしている。
40人の生徒・児童のいる教室での体感温度は、家庭やオフィスとは比較にならないほど暑い。
温度や湿度が学習効率に大きな影響があることは周知の通りである。学校保健安全法の学校環境衛生基準によれば、教室の温度は10度以上30度以下、湿度は30%以上80%以下であることが望ましいとなっている。
当町の小・中学校の計測結果はどうなっているか。また教職員や児童・生徒にアンケ―トをとっているのか。

●答(学校教育課長) 5年前に測った時は、30度以上であったが、それ以来は計測していない。5年前は小学校の各教室に扇風機をPTAに寄付していただいた。アンケートはしていない。

■問(細田) 教室の室温が最適基準を大幅に上回り、学習環境改善のため公立小中学校でエアコン導入を実施している自治体は年々増加している。
学習効率は、1度で5%上昇するというデータもある。学力岡県1位を目指す当町であれば、尚更エアコン導入による教育環境の改善は必要と思われる。2校しかない当町では、予算も他自治体に比べ割安で済む。教育環境には特に関心がある子育て世代の定住促進にも繋がると思うがどうか。

●答(教育長)エアコン導入による教育環境の整備は、学力向上に繋がると思うが、実際に設置となる と、いろいろ精査しながら考えていかなければならない。